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炻器 (せっき)
stoneware

炻器 (せっき)

「石や鉄にそのまま料理を盛りつける」そんな要素をもち日常使い出来る器。
そんなありそうでなかった器を作れないかなと考えていました。
そこで出会った三重の土。 妬器(せっき)と呼ばれる焼き物で器を作りました。
三重の四日市や、 愛知の粘土には鉄分が多く含まれているため、 焼き締めることによって吸水性のない堅い器が出来ます。
本来、 急須などに多く使用される土ですが、 そこであえて器を作ろうと。
磁器や陶器とも違う経年変化を楽しめる新しい器が出来たのです。

妬器(せっき)とは、 ヨ ー ロッパで、 ストーンウェアと言われる硬い器です。
土を吹付け焼き締めたままのグレー。鉄のような釉薬をかけた黒。 グレイッシュなマットの白。 綺麗な石のような深いブルー。
それぞれの色と合わせてもバランスがよく、 料理の邪魔をせず、 日常使いしやすい器に仕立てました。家でたくさん器があっても使う器は、 決まってきてしまうもの。それらのよいところを合わせ使い勝手のよい、 プレート4種、 ディ ーププレート3種、 ボウル4種をデザインしました。どんなお料理にも、 どんなシチュエーションにも対応できる定番の器になりますように。